鎌倉の夏2005   夏の手前・北鎌倉の食処

北鎌倉のお漬物とお茶漬

我が家の食卓で御座います。栄華を誇ったわが賄い侯爵家も終戦でGHQに邸宅を接収されてからは、落ちぶれてしまって、大きな大理石のテーブルに金銀の器がこのような小さなお膳に変わってしまいました。おかずも魚の切り身一切れの他はお漬け物だけなので御座います。

奧は「もうこんな貧乏はいや!」と実家の伯爵家へ帰ってしまい、残された娘と二人の侘びしい食卓で御座います。 (ノヘ;)シクシク..


えっ? 「嘘つけ!」って?
 ばれたか。実はこれ、見かけによらずとっても豪勢なお食事なので御座いますよ。まあ一生に一度ぐらいこういう食事をしてもバチはあたりますまい。(笑)
北鎌倉は「近為」の「お漬け物フルコース」、焼き魚は粕漬け、つまり全部お漬け物なんで御座いますね。


その近くにはこういうお店も。

なかなか落ち着いた良いお店です。
でも高いので私はお蕎麦しか食べていません。

備屋

北鎌倉は和風なお店ばかりでは御座いません。<こちらは北鎌倉駅から踏み切りを越えて建長寺の手前。
うちの娘達はこの店の向いの和風なシチュー屋さんが気になっているらしく、「一度で良いから行ってみたい」 と言っているのですが、あの店はそんなに特別美味しいとは思わないな〜。」と水をかけて牽制しております。んで、こっちのお店のことは口をつぐんでおりまする。(*^,^*)

何でって? ものすごく美味しいんですが、ものすごく高いんです。たしかこれだけで3千円ぐらいになっちゃったんじゃなかったかな?


ところで、このお店で並んでいたとき、私の後ろに二人のおねえしゃまが、脇に泊めてあった私の自転車を見て。

「ねえねえ、この自転車カッコ良くない? お店のディスプレイかしら?」
ふっふっふ、ディスプレイにしてもおかしくはないね。内心=> (*^_^*)  
なんせこの後継機はハンドメイドハイシクルフェアに参考出品されたぐらいなんだから。
素知らぬ振りをしながら聞き耳をたてていると・・・・
「そうね、この革のサドルかっこ良いよね♪」
エッヘン、今は無きフランスはイデアル92と言う逸品であるぞよ。イタリアだったかな?
「あぁ、この革サドルで引き立ってかっこいいんだぁ。」
なな、何を言うか! わしの設計のこのフレームと渾然一体となっているから美しさを醸し出しているのではないけ!(;^_^A アセアセ…
「そうだね、ここんとこだけ切り取って持って返りたいぐらいだね♪」
ちょ、ちょっと待て!(;-_-X;)

明月院の小径

その日の明月院への通り。鎌倉も北鎌倉も着物の女性が多いですね。それも思いの外若い。別に地元の人ではなくて、東京あたりの人で、「鎌倉に行くなら着物にしようかしら♪」って乗りなのかもしれません。鎌倉の花火大会の時の浴衣ギャルはムチャクチャですが、こうして普段見かける着物の女性は着こなしが上手ですね。
ところで今気が付いたのですが、このお持ちの手提げのガゴは・・・・・
拡大して見たのですが、はっきりは判らないのですがあけびの蔓のカゴのような。