銭洗弁天への道・鎌倉駅編 3.本日のお食事・五島

 さて、本日のメインイベント・・・、じゃなかった、もやい工芸への行きがけの駄賃に立ち寄ったのがこのお蕎麦屋さんの「五島」です。なかなか雰囲気のある入り口です。

1008_15.jpg


のれんが無ければ人様のお宅に間違えて入ってしまったかと思うような、普通の家のお店です。鎌倉にはこういうお店が多いですね。

1008_18.jpg


こちらが座敷。良い雰囲気です。かかっている書は頭山満です。頭山満と言えば単純には右翼の親分ですが戦後の右翼・左翼とはちょっと雰囲気が違いますね。もうちょっと前に薩・長・土佐に生まれていれば幕末の志士だったが、出遅れて在野の政界の黒幕と言った方が良いかもしれません。そういえば夢野久作の父親も福岡の有名な国家主義者でしたが・・・、ああ、そっちは杉山茂丸でした。この二人、玄洋社の同士です。

この頭山満と言う署名が崩し字で読めなくて、昔、頼山陽かとお店の人に聞いて大恥をかいちゃいました。(;^_^A アセアセ…

1008_19.jpg


天井にはお守りの蜂の巣と囲炉裏の自在鉤が。この天井も雰囲気が有ります。

1008_20.jpg

天丼

頼んだのは天丼です。ん? 目の前に置いてあるこの絵は・・・・? シマッタ! 楽食日記に書いてあったのは天重であったかー!まあいいや、大してかわらん。と言うか、どこが違うんだろう??? それにしても、天ぷらがどんぶりから大々的にはみ出しています。なんか庶民的な豪勢さですね〜。(*^,^*)

1008_22.jpg

旨そう! うっ、旨い! """"^_^"""" まずもってこのみそ汁です。久しぶりにみそ汁で感動しました。いや、特別なみそ汁ではないのですが、みそ汁の旨い店は本物です。

1008_25.jpg

では天丼も、パクッ。(*^,^*)
どうなんだって? そりゃご自分でお確かめください。

イナダの兜煮

これはまた別の日、初めて奧のお座敷に通されました。こちらから見るお庭も良いですね。

1210_0727.jpg (67 KB)


ところで、こちらのご主人は釣りをなさるのか、玄関に時々その日の特別メニューが1品か2品書かれたホワイトボードが出ていることがあります。この日はイナダの兜煮。
「おお、これは! これを肴(魚なんだけど)に飲まずばなるまい!」とビールも注文。
いや、美味しかったです。

1210_0726.jpg (53 KB)


玄関から出口を見ると、これもなかなか風情があります。

1008_27.jpg

そうそう、ここはお蕎麦屋さんなんですが、私がお蕎麦目的に行くお蕎麦屋さんはここではありません。好みの問題ですが、私はもう少し腰のある蕎麦が好きなんで。
さてと、帰ろうかな? と言うことでこの先、もやい工芸から銭洗い弁天は帰り道になってしまったのでありました。(笑) 「五島」を出て右へ、つまり今来た道を更に先に進むと・・・。