鎌倉の梅 2006/3/21   瑞泉寺の梅と歴史.2

瑞泉寺の本堂

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こちらは本堂。建物のほとんど大正時代以降に再建されたものだそうですが。独特の雰囲気をもっています。寺宝の木造夢窓国師座像は優れた鎌倉時代の頂相彫刻で国指定の重要文化財です。 でもここでは見たことがありません。

瑞泉寺の池泉式庭園

本堂の裏には夢窓疎石によって作られた国指定名勝の池泉式庭園があります。
南北朝時代の禅宗様式の庭を代表するもので、長らく埋もれていたものを、古図面と発掘調査の結果に基づき、1970年に復元された。岩盤をえぐって池、中島を作り、橋をかけて、さらに水を貯めて滝として流す貯水池までも刻んだ岩庭です。

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えっ、これ桜じゃないかって? 五月蠅いなぁ、話しの腰を折らないでください。


あの矢倉とか平場は座禅をするところ、この庭はお殿様が眺める為のものではなくて、厳しい修行の為に作られたようです。

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やっぱり桜だって? 見なかったことにします。まだ梅シリーズなんですから。

瑞泉寺の地蔵堂

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こちらに祀られる地蔵は「どこもく地蔵」といわれます。由来は地蔵堂の扉の脇の板に墨で書かれていますが、昔、寺の堂守が苦しい生活から逃げ出そうと考えていると、ある晩地蔵が夢に現れ、「どこも苦、どこも苦」と言ったので、考え直して堂守を続けたということだそうです。はしょっていますのでお出かけになったおりに、ご自分でお読みください。

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