鎌倉の菖蒲と紫陽花  東慶寺と鉢の木  2006.6.24

浄智寺を出てから「鉢の木」を覗いてみたら1時間ぐらいと、それならばと名前を告げ、待ち時間に東慶寺へ。先に行きました。しかしもうホントにカンカン照りですね。日傘を差して居る人が沢山います。

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実は東慶寺には母の知り合いの(と言っても相当歳は離れていますが)ブライス先生のお墓が有って、母は丁度良いからお参りをしていこうと。鈴木大拙のお墓のすぐ後ろにブライス先生のお墓があるんだそうです。今「ブライス先生ってどんな人だっけ、鈴木大拙と関係あるの?」と電話で聞いたらまあ、どうでも良いことまで長々と説明をされて・・・・。
イギリス人の英国文学の学者なんですが、日本人より日本贔屓で(中略)、仏教哲学とかにのめり込んでそれで鈴木大拙とも付き合い、終戦直後に現天皇(当時皇太子)の教育係りもやったとか。ところが「もっと崖っぷちだったはずなのになんか様子が変わってる。墓石も変わってる、良く見たら崖が新しい土肌だった」とか。「崖が新しい土肌」と言うことは鎌倉の台風22号のときですかね。あのときは明月院の紅葉奥庭公開も中止になるほどでしたから。


手前のガクアジサイも紅ガクだったみたいですね。

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これrは何でしょう?

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母のブライス先生のお墓参りの後に例のお茶席へ。入り口脇の斜面の紫陽花はほんとに良い色になっていました。

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が、菖蒲の方は・・・・、もう終わっていました。時間が遅かったので「こまき」生菓子も終わってお茶菓子は香川の和三盆、まあこれも美味しいし、じつは「こまき」の和菓子は北鎌倉駅に着いてから「こまき」に寄って食べているからノープロブレムなんですがね。

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ところで鐘楼の奧のガクアジサイ、いよいよ赤みが増したみたい。

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定点観測の紫陽花はこうです。前回の使いまわしではありません。一番大きな花びらを見比べてください。やはりもう紫陽花は終わりなんですね。6月3日にはまだ「春のめざめ」だったのに。

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ところでこの紫陽花の花、何処にあったのかと言うとこの写真の下、手すりの脇の花がそうです。ちなみに降りて行くのが私の親父。

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「鉢の木」の遅いお昼

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さて、時間になったので「鉢の木」へ。ん? あの自転車は!


昔に何処にでも有った実用車だろうって? お蕎麦屋さんとかまだ時々乗ってるぜって?
バカ言っちゃいけません。チョット見確かに似てはいますが、荷台がないでしょ、それにこのサドルはブルックスのB-73じゃありません? 昔の英国車なのか、そのコピーなのか、濃い茶色の渋い自転車でした。

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覗き込んでいたところへ妹がやってきて「お兄ちゃん怪しい」と。それで中に入りましたが、ディテールも撮しておきたかったなぁ。いったいどんな人が乗っていたんでしょうか。


それはともかく、親子三代の食卓です。ほんとは「近為」のお漬物フルコールにしようかと思ったのですが、じじばばは入れ歯なんでお漬物だけは辛いと。で、「鉢の木」は一度も入ったことはなかったので丁度良い機会と。「新館」だからか、思ったほどには高くはなくって、これが一番高い「お造り膳」。

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なかなか美味しかったですよ。でも一度で良いから建長寺前の本店に行ってみたいんですがね。

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