| 鎌倉の秋2006.12.17 晩秋の明月院の紅葉 |
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さすがに12月も中旬となると大半の紅葉はもう終わって、飛び飛びに残る紅葉を探して歩くようなものですね。
でも探せばあります。この明月院への小径のように。 17日の日曜は昼過ぎに時折陽が射しはじめ、明月院のおそらく最後の紅葉を見に行きました。もちろん燃えるような紅葉を期待した訳ではなく、逆にその今年最後の紅葉を看取るような気持ちで。
北条時頼廟の紅葉は最後まで「華」を見せてくれました。でも先週の同じアングルと比べると、やはり最後の力を振り絞って必死に、と言う風情ですね。
橋を渡った左側、こちらもまるで侘び寂びの境地ですね。
「浦の苫屋の秋の夕暮」って感じじゃありません? 陽が当たるとまだまだ力強く紅葉している処もあるのですが。
このように。
でもその横に目を向けると、なんとなく冬の風情が。
宗猷堂(開山堂・そうゆうどう)はこうして見るとまさに「浦の苫屋」。いや、本当の苫屋はもっと粗末なものなんですが。
お約束の丸窓から見る奥庭の景色も紅葉の終わりを感じさせます。
実は奥庭の公開は今日まで。当初予定通りではあるのですが、最後までもつとは思いませんでした。こちらは奥庭の入口の紅葉。ここは一番遅れていて、そのため最後まで奇麗でした。
一歩中に入ると・・・、いかにも晩秋。ほとんど散っています。
所々紅葉の名残りは残っているのですが・・・・
しかしそれはそれで、また風情ですね。
陽が射してきました。
枯れかけているとは言え、陽に照らされると、いや陽にすかすとまだまだ見せてくれます。
あちらが本堂の丸窓。脇のモミジは日陰なせいか下の方はまだ緑のままです。
奥庭を出ると、冬の花が開花の準備に入っていました。
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