北鎌倉 2013     9月19日の円覚寺  

北鎌倉駅に着いたのは10時48分。

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今日は円覚寺からです。 円覚寺へ来るのは久しぶり・・・、と思ったら7月に夏期講座で来たか。

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今日は円覚寺からなのには訳があって。東慶寺の御住職が7月に亡くなられたんです。
密葬は7月に済んだのですが、在家では本葬にあたる津送が、今日ここ円覚寺で行われているんです。 「津送」は「しんそう」と読むそうです。Wiki〈曹洞宗関連用語集〉によると「津は渡船場のことであり、船場から送り出すという意味だが、転じて、死者を送り出す儀式、つまり喪儀を意味する」とか。

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と言っても私は檀家でもなんでもないので、まあ遠くから手を合わせてこようかと、普段の格好で来たのですが。

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おや? 前を行かれる方も正道和尚の津送に参列される方かな? 津送の会場は大方丈です。

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げげっ、受付があんなところに! てっきり方丈の階段の下あたりかと思ってた。
これはまずい、前を通らないと仏殿に行けないじゃないか。知ってる人がいなければよいが、
と思ったら、東慶寺の方にしっかり見つかってしまって、どうぞどうぞと遠くから手招きされるではありませんか。「シマッタ〜!」でございますよ。

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「いや、こんな恰好なのでご遠慮しようと思ったんですけど。」、「まあまあ、お焼香だけでも」だって。
でもこれで「なんですかそんな格好で!」と云われても言い訳が出来るぞ。
「遠慮しようと思ったのに、お焼香していきなさいと云われたので」ってね。

まあそんな目で見る参列者はひとりもいませんでしたが。どちらかというと暖かく列に加えて頂きました。

あちらが津送(しんそう)の会場です。会場っていうのも変ですけど。津送は10時30分でこの時点でもう11時直前。既にお焼香を終えて帰られる方も。方丈のお庭は結構広いんですが、中に入れず唐門の前のテントに並んでおられる方々が。私もその最後尾に。
管長さんのお経の声が唐門の外まで聞こえました。

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お焼香は方丈正面の石段を登って縁側から。手を合わせて「ご冥福を」と祈ろうと思ったら、あれ?
お坊さんのときは別の言葉だったかなぁ、考えても判らないので何も考えずに手だけを合わせました。
後で考えたんだけど、判らなければ「ご冥福を」でも良かったんでしょうね。気持の問題ですから。


お焼香のあとは御約束の舎利殿の屋根で御座います。

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そしてそのお隣、仏日庵へ。

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まだ午前中なので人はほとんどいません。

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いつも此処に来るのはお茶を頂くため。鎌倉ではありきたりな鳩の落雁は、甘過ぎず、量も控え目なので私にはお抹茶一服にちょうど合ってるんです。練り物の生菓子も美味しいんだけど、お茶のお代わりが欲しくなっちゃうんですよね。

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喉も潤ったということで一番奥の黄梅院へ。

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おっ、萩が咲いてる。もうそんな季節か。これは海蔵寺にも廻らなければ。

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紫式部も綺麗に実が。

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こっちは白。

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こっちは緑。って、これは万両でした。ん? 千両だっけ?

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