2013.12.01   東慶寺・蒔絵展講演会と紅葉

あれから2日しか経っていないのに、なぜ北鎌倉に来たのかというと、東京国立博物館前副館長小松大秀先生の蒔絵展記念講演会があるからなんです。

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ついでに紅葉を。

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ピーク中のピークですかね。

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蝋梅も色づいてきました。冬なんですね。
当サイトは12月まで秋の扱いですが。でないと紅葉が股裂きに。

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おっ、ひこうき雲!  白い坂道が 空まで続いてた〜♪ ゆらゆら〜陽炎が〜♪ ってね。

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最近松任谷由実ばかり聞いてます。ちょっと前は竹内まりやばっかりだったけどね。
あれ? これ悲しい歌なの? 

で、本堂の紅葉は。

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論より証拠で御座います。

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しまった。蒔絵展記念講演会の看板を撮るのを忘れた。
内容はちょっとマニアックで私的には面白かったです。江戸時代の蒔絵というと尾形光琳の国宝「八橋蒔絵螺鈿硯箱」が有名ですが、本阿弥光悦、尾形光琳ともに蒔絵の職人ではなくて、下絵で指示したデザイナーです。蒔絵というのはえらい緻密な職人芸なので、小さい頃からそれ一筋に修行を積んでいないと使い物にならない。で、本当の蒔絵師は幸阿弥家とか五十嵐家なんだそうです。私が知っているのは本阿弥光悦、尾形光琳まで。つまり常識的な範囲しか知らない。

だってねぇ、私は工芸でも分野が違いますもん。実は蒔絵ってだけでもう分野違い。漆は拭漆か、朱塗り、黒塗りでも無地のお椀ぐらいです。それだって持っているものはもう何十年も前の独身時代に手に入れたものだけ。

小川破笠(はりつ)とか、原羊遊斉(ようゆうさい)、酒井抱一(ほういつ)なんて初めて聞いた。
私は好きじゃないですね。好きじゃないけど室町以来の確立された伝統様式から外れて独自性を出したいという気持は理解できます。こういうの嫌いだな〜とは思いつつも、なにかアール・ヌーヴォーと共通する感覚があるような気がしました。感覚、或いは感性ですよ。形は似ても似つかないけど。

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講演会が終わって横浜の娘との待ち合わせまで時間はあるし、持って行った本は行きで読み終わっちゃたし。しょうがないのでギャラリーで妙心寺の山田無文老師の本を買って喫茶店で時間つぶしです。

やってきた娘に連れていかれたのがここ。私はパスタとのセットですが、娘はオムライスのL。でもどれぐらいLなのかはこの写真では判りませんね。

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これをご覧下さい。持ってきたとき思わず「デカ!」  
娘もまさかこんなにデカイとは思わなかったらしく、必死に頑張って食べたんだけど力尽き、1/3は私が押しつけられました。あとでメニューを確認したら、この店ではSが普通サイズ。Mが世間で言うLで、この店のLは要するに「特大」。ご飯6杯分なんだとか。

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 あっ、タバコは私が大きさ比較用に持たせたものです。

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