HDDの玉突.7      8TB-RAIDテスト           2020.02.07

8TB-RAID の作成

いよいよ最後に4TB HDD 2台でのRAID 作成です。



ディスク2 だな。
ん? 危ねぇ! これじゃない。まだ出来ていない!(;^_^A アセアセ

そこでLogitec HDDケース RAID 2BAYのボタン操作でRAID0を作成。
list diskを実行するとディスク4が登場。これだ。


同じ8TB なので勘違いしそうになりました。やはり暗号化ディスクはこういう作業のときはオフラインにしておいた方が。PC本体から外してTerraMasterのディスクのMあたりと交換して起きましょうか。6TBなら見間違うことは無いので。

書込テストはディスクの最初と最後なのでパーティションは2つで良いのですが、念のため3つにしましょうか。
create partition primary size=3715400
create partition primary size=3615300
create partition primary
ということで3つ目は200,000MBつまり195GBぐらいになるはず。

RAID4TBx2-pt




計算間違いで三つ目は293GBになってしまいました。まあそれでも良いか。テストに支障は無い。


先のDiskPartコマンドページを見ながらフォーマットも完了です。

書込テスト

では書込テストに。
前回の2TBX2 の4TB での成績はこうでした。データは同じ合計190GBです。

今回の4TBX2 の8TB での結果はこうです。速いですね。
ディスクの先頭(パーティション1)では200MB/s も出ています。

瞬間風速ではなく、16.2分の総平均ですから。8TB のHDD から12TB のRAID への書込でも157MB/s だったので、RAID 対RAID だと30%近く速くなるということに。8TB の全体に書き込んだとしても平均164MB/s は期待出来ることになります。
4TB RAID との比較では先頭の方では17%アップ、一方、ディスクの最後の方では45%もアップしています。2TBX2 の4TB RAIDはあくまでテストで、基本は余った4TBX2 を8TB RAID の予備スペースとして活用するつもりなので目論見通りです。

使用予定の無い用法

ちょっと特殊なディスクのデータの書き込みもテストしてみました。出来たとしてもRAID に置くつもりは無いのですが。

結果は意外なことに出来た。かつ書込速度も結構速い。トータルで142MB/s も出ています。




200MB/s よりも遅いじゃないかって? 200MB/sはRAID 対RAIDです。8TB のHDD から12TB のRAID への書込でも157MB/s だったので、8TB のHDD から8TB のRAID への書込が142MB/s というのは決して遅くはありません。

それにこれを見て下さい。短いスパンで見ると結構規則的に乱高下していて、それがCPU使用率の乱高下のネガになっていること。


そして、入力側のディスク2ではアクティブな時間が92%にもなっている。出力側のディスク4では35%です。これは入力側のディスク2でほぼ天井に達していることと、CPU でも乱高下の高で天井に達していることが速度が10%低下した理由でしょう。それにたかが10%です。

かといってディスク配置の基本計画は変えません。Logitec HDDケース RAID 2BAYはあくまで予備の作業用で普段は電源を切っておきます。

最後に

RAID RAIDと連発しましたが、今回使ったRAID 0 って、ただのストライピングなんですよね。
いつからRAID の仲間入りをしたんだろう。本来のRAID はRAID 5 だと思いますよ。diskpartコマンドの「create volume raid 」 のRAID はRAID 5 のことですし。RAID 0+1 ならRAIDと云っても良いと思うけど。信頼性と可用性の向上を目的とするもので、今回私が購入した2つの装置ともRAID (?) 部分はHDD 2台だけなので信頼性なんて向上しません。

あくまで容量の小さい低速のHDD を使って容量2倍の高速ディスを仮想化によって作るというだけです。強いて云えば低速のHDD を使うことで、信頼性を向上させているとは云えますが。

それがRAID 5だとしてもバックアップの変わりにはなりません。だってバックアップからのリカバリって、HDDの故障の時だけじゃありませんから。