賄い家の民芸・工芸 浦富焼・山下碩夫さんの磁器

山下碩夫さんの器です。やはり25〜30年ぐらい前。

1010_01.jpg

蓋を開けてみたら、ありゃ、落花生が! いつのだっけ? 
と口に放り込んでみたら・・・、うっ、湿気ってる。

1010_02.jpg

と言う具合に日常の器です。(,_'☆\ ベキバキ
塩から入れになったり、塩昆布入れになったりが多いのですが、磁器は入れ物を選びません。
磁器と言っても半土ですね。

ここのど真ん中に映っているのが山下さんです。いやそういう注釈は無いのですが、そうだと思う。もう何十年もお会いしていませんが。


これって徳利? それとも花瓶? 我が家では両方に使っています。柄の無い白磁は花を生けても映えるので良いですね。山下碩夫さんの師匠は丹波の生田和孝さんですが、生田和孝さんの土物の白い同じ様な(もっとデカイけど)花瓶が実家にあります。でも私はこの小さい山下碩夫さんの花瓶の方が好きですね。

1010_03.jpg


こちらは飯椀、でも小ぶりなので私はあまり使いませんでした。飯椀としてはね。

1010_04.jpg

もっと大きい飯椀もあったのですが、常用していたら割れてしまいました。正確には「割ってしまいました」ですが。


このティーカップ以降の山下碩夫さんは私は知らないんですよ。これも民芸館展に出したんじゃなかったでしょうか?

1010_05.jpg

でもティーカップのお皿としては変なお皿ですね。逆にお皿だけでも使えます。(笑)

1010_06.jpg

多分、このティーカップのヒントになったのがこの中国の杯だと思います。清のものですが、清朝と言っても長いですからねぇ。350年間ぐらい? 多分初期ではないかと、いや、あまり詳しくはありませんが。

1010_07.jpg

ところで、上のティーカップは娘のお気に入り。
それはよいのですが、娘が小学生のとき、二人で山に焚火料理を作りに行ったのですが、娘のザックから出てきたのがこのテーカップ。ななっ、なんだってー! とのけぞりました。
割れたら二度と手に入らないなんてことは小学生の娘の頭には無かったんですね。
学校で習ったスイトンを作るのだと前の日から食材その他をザックに詰め込んでいたんです。

1999-02-26.jpg

これです。1999年2月だから8歳のときですね。


これは私が買ったのでなくてお袋のもの。

1015-021.jpg

山下さんの絵付けはあまり見たことは無いですが。形はあまり面白みも無い・・・、
と当時は思っていたのですが。

1015-022.jpg

これが、なかなか使い良いのです。

1015-023.jpg

先週の金曜日の夜に会社から実家の方に戻ったときに、お袋が出してくれた酒のつまみです。


これ、昔はあまり好きじゃなかったんです。でも好きで常用していたものが割れてしまって、残ったこれを使うようになったら・・・。なんかこれって良く手に馴染んでなかなか良いと思うようになりました。

1002_035.jpg

いや、カッコはずんぐりむっくりで、眺めてうっとりと言うものではないのですが、手に持つと柔らかなカーブがとても心地よいです。


1002_020.jpg

この湯飲みは京都の やまと民芸で買ったのか、光原社なのか、はたまた鎌倉のもやいだったのかはっきり覚えていません。どこだったんだろう? これは石飛さんだと思っていたのですが、 友人は山下さんだと言い張ります。そして同じものを出してきました。ゲッ、やっぱり山下さんのであったか。

上の湯飲みの逆で、見た目には良い形なんですがちょいとデカすぎ、手からはみ出しそうと言うか握力が無いと落としそうと言うか、あと一回り小さくともよかったのにと思っていたのですが、友人宅にあったものはしょうどその一回り(1〜2mm)小さく、私の手にもぴったり。そのほんのちょっと小振りのものも今は私のところにあります。

 


ちょっと思いついてノギスで測ってみました。いや自転車用に持っていたんで陶磁器を測るのはこれが初めてですが。私の湯飲みは大ぶりのものが多いのですがその中で、ちょうど手に当たる位置の一番太いあたりを測ってみました。
A 普通な感じで83mm 、B 同じ窯のちょっと大きいかな?で、87.3mm、C デカイ!と思った石飛さん89mm、D 手に持つととても心地よいと思った上の湯飲みが87.3mm。なんとCとD、この石飛さんの2つの湯飲みには1〜2mmの差しかありません。どうやら単純に数値的な大きさではなくて微妙な形状の違いも大きなファクターになっているようです。が、人間工学だってこんな微妙なところまでは解は出せませんし手の大きさ、握力も人それぞれですからやはり湯飲みは手に取って確かめてみるのが一番ですね。