賄い家の民芸・工芸  小鹿田焼・柳瀬朝雄さん?

我が家にある唯一の大物はこれです。高さが25cmぐらい。
たいして大きくはないじゃないか、中物だろって? あなた、民芸館じゃないんですから、普通の家にはこれでも十分にデカイ壺ですよ。(;^_^A アセアセ…
確か民芸館展で買ったような。太田熊雄さんのものはどれもこれも力があってすばらしく、私にはそのなかでどれがより良いものなのかまで見分ける自信が無かったので、「館展に出てくるぐらいのものなら間違いはなかんべい」と。いや、実際に館展入選作の中でも一際目立っていました。当時の私の財力ではこれぐらいの物でも一世一代の買い物だったんです。

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と30年間思い続けていてこの壺を太田熊雄さんのページに入れていたのですが・・・・、
それを見た友人が「お前、あれ全然違うぞ、あれは朝雄さんだぞ、あぁ恥ずかしい、いい加減なこと書くなよぉ」と。
他の件では「いや違う、あれは・・・」と言い張ったものも有ったのですが、これだけは言われた途端にシマッタ! 何で即座にそう思ったかと言うと土を思い浮かべたのです、この壺の生地は即座に思い浮かべられるほど何度も目にしていたのに、何で太田熊雄さんだと思い込んでいたんでしょう。謎です。

と言うほどのことでも無いのですが、あの頃私はこういう飴色が好きだったんですね、でその好きな飴色を一番良く見ていたのが太田熊雄さんの窯のものだったので飴色の力強いものを見ると太田熊雄さんのものに見えてしまったのかもしれません。手に入れたのは土がどうこう言い出す前の、民芸最初の頃・・・、と言い訳も付けておきましょう。
しかしなぁ、最初に勘違いしたのはともかく、何でそのまま勘違いし続けたんだろう。あぁ、恥ずかしい。

でも、小鹿田で私が持っているものはほとんど全部が坂本茂木さんだったんですよね。柳瀬朝雄さんもとても張りのある力強い轆轤です。私のものでは無いですが、これもそうですね。

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これを見ながら、柳瀬朝雄さんのものが何も無いと言うのは問題かなぁ、ひとつぐらい買っておくかなぁ、と思っていたんですが・・・、30年も前から持ってたんじゃん! わっはっは
と前向きに考えることに致しましょう。 (,_'☆\ ベキバキ

こうした壺は今の生活では床の間以外に置き場所はありません。でも我が家には床の間が無いので今は玄関の靴棚の上に置いるのですが。
あっ、前のアパートのときは無理矢理床の間を作ってました。実家のお袋に「なんか掛け軸ちょうだいよ」と言って貰ったものと、畳の上には1枚余計に買っておいた民芸家具の棚板ってだけですが。ところでこの掛け軸、お袋の先生様のもんかと有り難く眺めていたら「翠」って印が、ちぇっ、有り難がって損した!(`ヘ´)

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ちなみにこりゃ12年ぐらい前の写真です。娘もこの頃は可愛いかったのですが。「あれ買って、これ買ってー!」も折り紙ぐらいで済んだのに。今では一桁違います。は〜、あの日に戻りたい。(溜息) まあ、一桁ぐらいで済んでいるのを良しとしなければならんかな?
こないだ、「こんな娘が居るとお金がどんどん無くなっていくから勘当して親子の縁を切ろうかと思うんだけど、どうかしら?」と聞いたら、即座に「ダメ!」と却下されてしまいました。ちなみに机の上にある沖縄の新作の中には花林糖が入っていたことが別の写真で判明しております。(笑)


ところでこの頃、この柳瀬朝雄さんの壺はちゃんと仕事を持っていました。娘の折り紙入れです。この折り紙はそのときのもの。あっ、山葡萄の蔓籠に入ってたこともあったな。小さい頃から目利きに育てようとこれはと言うものに折り紙を入れたり花林糖を入れたりの英才教育を試みていたのですが、結果は・・・・、ゼーンゼン、ダメ! 
携帯に「そりゃロココ調かい!」って訳のわからんものをぺちゃぺちゃ付けまくって「可愛いでしょ♪」だって。親の心子知らずで御座います。(ノヘ;)シクシク..

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ところで、飴色の小鹿田で思い出しましたが、実家にはこんなものもあります。実は割れたのを貰ってきてボンドでひっつけたのですが。

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実家に居た頃、これを火鉢にしていました。底がすぼまったいるので両足の間に挟み込んで全身で暖まれると言う優れものです。そのあとは庭で金魚バチになっていました。力強い小鹿田の大物ですね。割れてなかったら私には手に入らなかっただろうなぁ。

この力強い張りはやはり朝雄さんでしょうか? いやいやうかつなことは書きますまい。
「バカかお前、これが太田熊雄さんだよ!」とか言われたりして。(爆笑)


ついでにこれも。形も色も凄く好きですね。

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でも長年台所の棚で油湯気を浴びていたら中はこんなになってしまいました。

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こちらは小壺。これも小鹿田の伝統的な形ですね。

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現在も昔と変わらずに作っておられる方のものはわざわざ私が紹介することもと思っていたのですが、こうなったら坂本茂木さんのものも出さないと片手おちですね。まあ、おいおい。