釈迦堂切通の道  左可井の穴子丼

杉本寺の斜め前、左可井

斜め前と言っても、杉本寺の前のバス通り(旧六浦道)沿いではありません。斜め前を川が蛇行していて、その川に沿った道を入ったところです。

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今年2006年の1月9日のこと、多可邑でお昼にしようかと思ったらもう閉まっていて、境内レストランは値上りして予算オーバーだし、しょうがないから釈迦堂切通しをまた越えて竹の家百苑にでも行くかなぁ〜、とこの角を曲がったら普通のお家にメニューが書いてある。


でもこれが何と言うお店なの読めなくて。七二一の井? ちこ一の井? 達筆すぎて判らん。

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実は「左可井」と言うらしいと気が付いたのは二度目に行ったとき。他のお客さんが注文したお持ち帰りの卵焼きの袋に書いてあったのです。しかしなぁ、「可」はそうかもしれないと思うけど、これが「左」? う〜ん。


入ってみると、普通のご家庭のような。ええんかしら、キャー!とか言われたらどうしようなんて恐る恐る居間のような処に入ったのですが「いらっしゃいませ」と言われてホッ。
その日に初めて食べたのがこの穴子丼です。そのときの写真は出来が悪かったのでこれはだいぶ後の3月23日の写真ですが。

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なんせ、何の予備知識もなくふとしたことから入っただけなんで、どんな味なんだろうねぇ。でも色合いは綺麗だなぁ、などと思いながらパクッ。おっ、何だこれは!
で何だったんだって? それはまあご自分でお確かめください。もちろん穴子も美味しいのですが、不意打ちを食らうんですよね。(笑) 
まあ言葉にしてしまうとほんのちょっとのことなんですが、そのほんのちょっとのことがとても楽しく、美味しく頂きました。


お庭とその向こうの川沿いの景色もなかなか良い感じです。

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二度目は画像の日付によると1月の15日ですね。押し寿司を頂きました。
左の、鰺だったかなぁこれは、下にちらっとなんか隠れているのが判ります?

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あっ、そうそう。こちらのお店ではお味噌汁に感動したことは御座いません。だって出てこないんですよ。(笑)


大きな分厚い1枚板のテーブル席と、その奧には座敷席があります。
こちらがそのお座敷の方ですね。

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三度目は3月10日。この日は娘の中学の卒業式で会社を休んで出席したんですが、まあ父兄として式に出るなんてあれが最初で最後ですね。
それはともかく、「あなご丼と押し寿司は以前に頂いたことはあるのですが、あとこちらのお薦めはなんでしょう?」と聞いたらうどんも良く出るとのこと。で、それをお願いしました。

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出てきたのがこれです。押し寿司はオプションですが。この具は別々に食べても良いし、うどんに乗っけて食べてもとのこと。で、乗っけてみました。その乗っけ方によって狐うどんになったり茸うどんになったり、いやそれがまた楽しい。

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4度目は3月の21日、まぐろ丼です。いや、しかし・・・、これはどうやって食べたら良いのだろう。まるで山盛りかき氷を前に作戦を練るような感じです。かき氷なら軽く手で押さえてしまうって手もあるのですが、その手はこれには通用しない。う〜ん。

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思いついたのがこの方法です。大根の千切り(線切り?)をお吸い物の蓋に避難させて、下から現れた鮪とご飯を頂く。我ながらなんて頭がいいんだろう、でしょ?(笑)

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しかし他のお客さんはこれどどうやって食べるんですかねぇ。お味も私にはとても美味しく思えるんですが、それに加えて、それぞれにちょこっとした遊び心と言うか工夫と言うか、ともかく「やられた!」って感じがとても楽しいです。
名前が判ったんでネットで検索してみたら、なんかこちらも有名みたいですね。