鎌倉の菖蒲と紫陽花  梅雨の円覚寺  2009.6.08

東慶寺、明月院と廻って、円覚寺に来たのは2時過ぎ。今シーズンでは初めてですね。

梅雨の円覚寺_01


円覚寺も建長寺も臨済宗のそれぞれの派の総本山にして道場ですから、紫陽花が売りということはありません。

梅雨の円覚寺_02

花菖蒲も私が見たのは妙香池の端っこのこれだけ。

黄梅院

仏殿の左側の道を真っ直ぐ奥へ。黄梅院です。

梅雨の円覚寺_03


こちらは色々と、草花が綺麗で。

梅雨の円覚寺_04


おんやこれは! 萩ではないですか。萩って基本的には夏の花。それも睡蓮が終わりかかる頃なんですが、でも色んな種類があるのか、早いものはかなり早いですね。

梅雨の円覚寺_05


空木(うつき)が咲いていました。って、空木という名を知ったのはつい最近なんですが。

梅雨の円覚寺_06

アジサイと岩がらみを関係を調べていて、アジサイと同じユキノシタ科にはアジサイ属、岩がらみ属の他に、このウツギ属もユキノシタ科だったんですね。ユキノシタ科と言われると、「何処が!」と言いたくなりますが、この空木(うつき)の花を見ていると、アジサイの親戚というのはなんか納得できますね。

開基堂仏日庵

その帰りに寄ったのがここ仏日庵。北条時宗、貞時、高時の親子三代が祀ってあります。

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ここにはお茶を頂きに来たのですが・・・、あっ、またやっちまった。(;^_^A アセアセ…

梅雨の円覚寺_08

本当は鳩の落雁が3つ有ったのですが、頂いてすぐにひとつ口の中に放り込んでしまって。


こちらがお茶室。しかしここでお茶を頂いた訳ではありません。

梅雨の円覚寺_09

というか、こういう躙り口があるような、本式のお茶室には入ったことが無いんですわ。


お茶を頂くのはあちらの緋毛氈のところ。

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向こうに見えてい泰山木(タイサンボク)です。

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実家にも昔からあって、なんかこの白い大きな花を見るとホッとするんですよね。


額アジサイですが、何と言う額アジサイなのかは・・・。

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夏蝋梅かと思ったんだけど。違いますかね?雰囲気は似ているんだけど、真ん中がちょっと違うみたい。

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そう言えば、明月院の夏蝋梅はもう終わってしまったようです。


これは変わったアジサイですね。西洋アジサイ?

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こちらなら任せてください。シーボルトで有名な七段花です。50年前までは幻のアジサイだった。

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まごうことなきベニガク。いや、ほんと「紅」って色ですね。

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でも・・・、ベニガクかなぁ、クレナイじゃないんかしら?

帰り道

西洋アジサイでしょう。こういうのは西洋アジサイとひとくくりにすることにしました。覚えきれん!

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でもねぇ、上の赤はまだ良いですよ。でもこの下の紫は何!

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情緒的には、「こんなの紫陽花とちゃうわい!」って言いたくなっちゃうんですがね。


あっ、修行僧の皆さんでしょうか? 

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建長寺とここ円覚寺には道場がありますからね。


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