2016.07.11      光明寺・錦蕊蓮の盛   

光明寺とは天照山蓮華院光明寺、浄土宗(良忠派)の大本山です。光明寺の光明とは光明真言のあれでしょうね。

光明寺・錦蕊蓮の盛_01.jpg

山門に「天照山」という大額が。蓮暑(笑)が云ってたのがこれ。
この額は旧門に永享八年(1436)後花園天皇より下賜されたご宸筆です。でもねぇ、後花園天皇が自分で筆をとってエイヤー!と書いたのか、能筆家が書いた枠の中を天皇が墨で塗り絵したのかは判りません。この字より総門の額の方が達筆だよ。何て書いてあるのかは読めませんが。

光明寺・錦蕊蓮の盛_02.jpg

この山門は江戸時代も後期の弘化4年(1847)に再築されたものですが、このお寺は禅宗ではなくて、浄土宗なんですが、でも建築様式は禅宗様です。寺院建築って、伝統工法に拘ることと、鎌倉の大工の棟梁は建長寺大工など禅宗様を代々伝えるのでこうなっちゃうんでしょうね。鎌倉に限りませんが。

光明寺・錦蕊蓮の盛_03.jpg

というような話はおいといて、今日は蓮です。今日に限らず、ここに来るときはいつも蓮なんですが。その蓮はこの本堂の左側の池です。でもお参りしてからにしましょう。

宗派が違っても礼儀です。 キリスト教徒はどうすりゃ良いんだって? う〜ん。
「ちょっと見せて下さい」と心の中で云って、頭だけ下げれば?

光明寺・錦蕊蓮の盛_04.jpg

 

おっ、咲いてる。

光明寺・錦蕊蓮の盛_05.jpg

錦蕊蓮(きんずいれん)です。

光明寺・錦蕊蓮の盛_06.jpg

なかな良い感じ。

光明寺・錦蕊蓮の盛_07.jpg

 

光明寺・錦蕊蓮の盛_08.jpg

あたりまえですが、花はカレンダースケジュールではなくて、気温のうねりで自分の開花時期を決めます。 なので毎年ピークが変わる。

光明寺・錦蕊蓮の盛_09.jpg

2013年には8月まで咲いていましたが、その年の7月10日にはほとんど咲いていなかったんです。

光明寺・錦蕊蓮の盛_10.jpg

でもこの状態は咲き始めというよりも、今が盛りと云ってもよいでしょうね。  

光明寺・錦蕊蓮の盛_11.jpg

どこでそう判断するかというと、シオカラトンボが止まっているこういった蕾みと・・・

光明寺・錦蕊蓮の盛_12.jpg

こういった咲ききった実というか種? の比率で判断しています。他の人は知りませんが。

光明寺・錦蕊蓮の盛_13.jpg

それで云うと、これは既に満開状態でしょう。

光明寺・錦蕊蓮の盛_14.jpg

この先2週間は大丈夫かと思いますが、今年の観蓮会は何故か7月30日、31日。
20日も後でしょ、終わってるんじゃないですかね。鶴岡八幡宮の大賀ハスは白だけは結構長く咲きますが、あそこでも赤はそんなには長く咲かないです。

光明寺・錦蕊蓮の盛_15.jpg

え〜と、これは・・・、シャガだっけ? あっ、違った。何だっけ。(;^_^A アセアセ

光明寺・錦蕊蓮の盛_16.jpg

ツバメが飛んでいました。判らない? 画面真ん中です。

光明寺・錦蕊蓮の盛_17.jpg


本日の南無阿弥陀仏は「信じる者は救われる」と。えっ、はしょりすぎ?(,_'☆\ ベキバキ 
私は浄土宗じゃなくて、黙って座れな自力救済宗なんですが、そんな私から見ても、いつも心にしみる良いことが書いてあります。

光明寺・錦蕊蓮の盛_18.jpg

他の季節は光明寺 index からどうぞ