2012.09.29 11.10  高井戸駅から中の橋へ  

昔の荻窪から高井戸へのバス通りは、今の環八ではなくその東側でした。川南の信号のとこから(この写真のバスが出てきた道)からこの写真のバスが向かっている道です。

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その旧道の側からです。おっバスが来た。関東バスって昔から変わりませんねぇ。

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その旧道と環八の合流点のちょっと先、高井戸駅の手前に高井戸小学校があります。

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確かこの校門の脇ぐらいに文房具屋さんがあったはず。昔の学校の脇には必ず文房具屋さんがあったような。多分環八に削りとられちゃったんでしょうね。

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すぐに高井戸駅です。バス通りの向こう側に本屋さんがあって、中学・高校の頃、私はそこで付けで本が買えたんです。でも環八に削り取られて無くなってしまいました。

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どういういきさつかというと、中学の頃だったか高校の頃だったか、母が「岩田の家も山形の家も、暮らしは質素でも本だけは沢山読んだ。それが家風だ。なのにあんたは全然本を読まない。なんたることか。駅前の本屋さんで自由に買っていいから本を沢山読みなさい!」とツケで買えるようにしてくれたんです。

その頃に親父が私に言ったのは、「ドストエフスキーだけは連続して読んだらいかん。あれは頭がおかしくなる」。当時子供だった母は「あの頃のたっちゃんは、なんか暗くていやな感じだった」と。なのでドストエフスキーはほとんど読んでません。
私が読んでいたのはお堅いところでは実存主義ですね。でもニーチェは暗くて嫌い。サルトルが中心ですが『嘔吐』にはウンザリ。ボーボワールは翻訳されている範囲は全部読みました。ボーボワールの関係でマルキ・ド・サも。何でサド公爵を何冊も読んだのかというと、ボーボワールの『サドは有罪か』からです。
そんなんばっか読んでて受験勉強出来たのかって? 全然。フキフキ ""A^^;
で、役にたったこと。
1.H系のSだMだと言う話に「バカか、そんなもんサディズムじゃねぇ!」とはっきり言える。
2.ボーボワールの『第二の性』を読んだおかげて、ウーマンリブ急進派な女の子とにこやかに話が出来た。
3.「実存」がしっかりしているので元嫁に「またおれさまが出たよ」と言われた。
・・・あんまし役にたってないねぇ。フキフキ ""A^^;

ガードを潜ると昔は平屋の屋根でお煎餅の生地を天日干しにしていたお煎餅屋さんがあったのですが、・・・あるじゃない!(O.O;)(o。o;)  平屋の屋根じゃないので無くなったとばかり。
でも同じ店かどうかは? と聞いてみまあした。 そうしたら本当に同じお店で「今でも屋上で天日干ししてるんですよ♪」と。

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うちの娘が一番歓ぶお土産になりました。

駅からバス通り(今は環八)を南下する途中の左側に肉屋さんがあったはず。ベーコンが100g60円で、時々買って生のまま食べていたような。そういえば娘もベーコンが好きだなぁ。遺伝かしら?
あと、茹でたトウモロコシ。元は冷凍なんですが、でもあの頃のトウモロコシは甘くて美味しかったなぁ。

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おっ、見えてきました。中の橋です。今や中の橋跡地といった方が良いかも。 フキフキ ""A^^;

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我が家がこのあたりに住んでいた頃にはこの中央高速はありませんでした。なぜかというと、その用地買収で引っ越したからなんです。

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