2020.1.31   HDDの玉突.4 玉突再開  

現状はここまで

思わぬところで足止めを食らいましたが、やっと玉突き再開です。現状はここまで。赤い6TBは前回購入の未開封のもの。8TBが今回新規購入のものです。色分けは原色がオリジナル、同系の薄い色がそのバックアップです。Lvol のバックアップがMとN。GのバックアップがV、HののバックアップがI-vol です。

Logitec HDDケース RAID 2BAYが無事に戦線復帰したのですが、手持ちの空きHDDに同一容量で複数あるのは2TBだけ。6TBも4TBも空きはひとつしかない。4TBふたつでRAIDが組みたいのでU & V の4TBを6TBにして4TBを空けることに。U & V とは4TBのHDDにふたつパーティションを切ってUはCドライブ(OS-Windows10)のバックアップパーティション、VはGのバックアップパーティションです。ここでひとつひねり技を。G-vol は20年間撮りためた写真なんです。娘の写真とか私の保有データの中では買い直しなど出来ない一番大事なデータなのでバックアップは絶対に必要だけど、10年以上前に撮った写真の画像編集(明度・彩度の調整)などほとんどしない。バックアップの更新は新規追加だけ、ということで新旧ふたつに分けて、古いもののバックアップHDDは装置外に保存。装置内には直近数年分だけのバックアップスペースということに。現状の3TB-HDD を外してそのまま保管。2TB-HDDが沢山余っているので、バックアップは二重に。

HDDはPC本体に3ベイ。TerraMasterに5ベイなのでG以外のバックアップは全て装着出来ます。

最終構成案

ということで最終構成案がこれです。まだ作業途中ですが。

Logitec HDDケース RAID 2BAYは予備役あるいは遊軍ということに。4TB二つのRAID0 で空の8TB高速スペースが手元に出来ることになります。Logitec のRAID テストはまだやっていませんが、RAID to RAID の転送はかなり早いはず。TBクラスのディスクのデフラグなんて死にそうになるぐらい時間が掛かるので、外に書き出し&書き戻しの方が圧倒的に早いんです。大型汎用機時代のノウハウですが。

でも、今回の玉突きで各ボリュームには十分な空きスペースが出来たので、デフラグも玉突きもあと数年、下手すりゃ10年は必要無いかもしれませんが。特に今回の玉突きでデフラグはほとんど解消されていますし。C&Fドライブは動いていないですがSSDですので。

でも、いざとなったら8TBの空きスペースが即座に使えるという安心感はとても心地よいですね。Lは10TBじゃないかって? 中身は6TBぐらいですから。

今回Logitecに無実の罪を着せたUSB3.0の4ポートハブですが、代わりにこれを購入しました。エレコム USB3.0 ハブ 7ポート ACアダプタ付 セルフ/バス両対応 マグネット付。USB3.0は3ポートでUSB2.0が4ポート。私のPCは4年前のものなのでUSB3.0は2ポートしか無いのですが、これで4ポートになりました。Logitec はこれ経由ですが、何ら問題は起こっていません。マグネット付でPC本体にペタッと付けられるのでとても快適♪

前回HDDの初期化をしようとしたらフォーマット段階でウンともスンとも云わなくなった安物装置のこれですが・・・。

今回はエレコム USB3.0 ハブ 7ポート 経由で初期化も出来たのですが、大量の書込をしていたらトラブルが一回。おかげてPCを再起動しました。例によって書込の済んだデータは無事でしたが。もう使う気がしませんね。外してあるHDDの中身確認ぐらいなら問題は無いでしょうが。

サムタイム

昨日から母をショートスティに出しているので昨日の午後から明日の朝まで私はフリーです。本当は昨日の夜に研究会で大学に行くはずだったのですが、予定が変更になってしまって。

今日は鎌倉の図書館に行こうか、それとも吉祥寺のサムタイムに中本マリを聴きに行こうかと考えていたのですが、



結局中本マリを聴きに行きました。

ライブの途中でマリさん(70過ぎのお婆ちゃん歌手だけど)この中でジャズは始めてという人います? と挙手を求めたら、端の方で手を挙げた人が「でも40年ぐらい前にお会いしたことがあります」と。なので「会うのなら私も40年ぶりです!」と云ったらマリさんが私の方を振り返りながら「あっちもこっちも40年ぶりって、あなた達40年間なにをしてたの?今から40年後なんてあたしは生きてないわよ」と云ってみんなを笑わせていました。

40年ぶりなので、昔の感じとは違うだろうなぁ、と思っていたら、72歳のおばあちゃんが張りのある力強い歌声で歌っていました。行って良かった。

で、戻ってきてまた玉突き作業です。

小さいデータの書込速度

これまでは比較的大きなデータの書き込みでしたが、小さいデータの書き込みスピードも見ていきましょう。平均2.6MBで容量1.74TBです。
まずこの2例はシンプルな HDD 同士です。元は同じ3TB HDD からCopy した先が2TB HDD と6TB HDD です。でも書き込みスピードはそれほど変わりませんね。もっと差が出ると思ったんですが。なんでそうなるのかは判りませんが、そういう結果になりました。


下は6TB HDD からRAID12TB への書込です。上記1.74TBの一部の471GBですが、平均ファイルサイズが2.4MBとそれほど変わりません。でも3TB→6TBと比べると20%ぐらい早くなってますね。書込先がRAIDだからでしょう。RAID なのに20%ぐらいしか早くなっていないのは、12TB の最後の2TB 部分を割り当てているからです。最後のページにその測定テストがありますが、ディスクの先頭に比べて最後の方ではかなり悪化します。それでも20%速いと。

ところで測定方法ですが、エクスプローラでのCopy の場合は、何パーセント完了という値が表示されますのでそれを使いましたが、バックアップソフトの場合は、少なくとも私が使っているBunBackupでは表示されません。
なので時刻から経過時間を計算し、その時点のCopy 対象フォルダなり、ボリュームの容量なりから進捗率と速度(MB/s) を計算しています。「MB/s」の列はスタートからの累積平均速度です。秒までは見ていないので開始から10分以内はだいぶ誤差がありますが、1時間も経てば測定誤差もだいぶ落ち着いてきます。

しかし平均ファイルサイズが2MB強というのは小さいファイル群ではなくて中ぐらいのファイル群になるのかもしれません。小さいファイル群でそこそこ容量のあるものというと、う〜ん、HPのコンテンツで実験してみましょうか。約4GBでファイル数34,245。平均122KBです。

最後の方の山は何でしょうか? よく判りません。いずれにしても時間は7分半ぐらい。山が無ければ5〜7MB/s ぐらい。山を含めた平均速度は9MB/s ぐらいで、先ほどの66MB/s とか82MB/s とは雲泥の差。高速のSSD から読んで書込先はRAID なんですが。しかし予想通り、いやたった一桁というのは予想を超えていましたが。いずれにしても個人ユーザではRAIDにしたらメチャっ速! なんて云うのは幻想です。大量の画像データを持っている場合にはある程度速くなるぐらいですね。


最終確認時点でFボリュームの初期バックアップが漏れていることに気づきました。危ね〜!
初回はエクスプローラーでCopy です。高速のSSD から読んで書込先はRAID なんで高速のはず。実際最初の頃は瞬間(秒平均?)では200MB/s 以上の転送速度。

ところがその転送速度が乱高下、段々落ちてきて、後半には一時はKB/s まで。

完了まぎわのこのグラフを見て下さい。後半で乱高下です。
かつ瞬間平均速度は252KB/sしかありません。実はこのFボリュームはファイルの大きさが雑多なボリュームなんです。それにしてもここまで乱高下とは。

そういうことがあるので、この測定法を編み出したのですが、今回は容量が少ないので%の測定は分が切り替わった直後にしています。

最初進捗率60.%までは7分で累積平均163MB/s もあり、流石はSSD 流石はRAID と思うスピードが、進捗率70.%の頃から悪化、残り30%にそれまでの3倍近い時間が。最後の10%に9分と悪化。累積平均書込速度も全体で52MB/sと最初の60.%までの1/3ぐらいに落ちてしまいました。

まあ、本当の比較はHDD 同士ての同じデータの転送時間で見る必要がありますが、これまでの測定でもだいたいは想像出来ますね。

OSバックアップの変更

私のPCではCドライブにはマイクロソフトのWindows10 や Office のソフトなどが中心で、ユーザデータはほとんど入っていません。ユーザデータはFドライブ以降に入っています。例えばメールの保管場所もCドライブでなくFドライブです。Windows に不具合があって、1ヶ月前とか1年前とかに戻しても、ユーザデータには影響がありません。

Fドライブ以降のユーザデータとCドライブはバックアップするソフトも違います。CドライブのバックアップにはAcronis True Image の2019版を使っています。多分Acronis が日本でで紹介された直後ぐらいから。なので知り尽くしているつもりで、新バージョンに切り替わってもマニュアルを読まないという悪い癖が。

それで最近失敗したので、Cドライブのバックアップも万一の為に二重化しておこうと。バックアップ手段のバックアップですね。つまりAcronis の他にWindows の「バックアップと復元」も使おうと。ただしAcronis は毎日、Windows の「バックアップと復元」は週1か月1で。UボリュームにバックアップしていたものをSボリュームとTボリュームに切り替えたのはその為です。Acronis の方が圧倒的に早いので。

Windows の「バックアップと復元」の移行が終わりました。現在はAcronis の古いバックアップの移行中です。それが終わればAcronis のリカバリテスト。

Acronis のバックアップ&リカバリテス

そのAcronis のバックアップの途中経過です。

こちらはバックアップ対象のCドライブのあるディスク。HDDではなくSSDです。

こちらはバックアップ先のTドライブのある6TBのHDDディスク。

しかしAcronis の表示する残り時間は当てに出来ませんね。4h44mだって。

数分経ったら37mに。

でも実際は14分で終わっています。

本当にフルバックアップかって? 不安になったのでバックアップファイルを見ると、67.1GBと。
これは確かにフルバックアップです。それを14分ですから82MB/s ということに。

ちなみにWindows10標準装備の「バックアップと復元」ではCドライブと同じ容量になります。私のPCの場合は175GB。Acronisはその38%ぐらいの容量で済んでいます。

2回目のバックアップは差分バックアップのつもりだったのですが、バックアップスケジュールをオフにしていたのでまたフルバックアップになってしましました。でも今度は4時間とかにはなりません。学習した? それでも残り時間は実際の2倍以上に表示されますが。


画像の保存時間から時間の経過が判るようにしていたつもりが、
サイズの変更をしたら消えてしまいました。(;^_^A アセアセ

でも手元のメモから13分55秒、つまり前回同様です。


リカバリテスト

次はそのバックアップからのリカバリテストです。これはキャプチャが獲れません。PCを動かしているのはWindowsではなくて、根っこからAcronisですので。手元のメモでは書き戻しが始まってから45分。ただし、リカバリ指定や最後のシャットダウン、起動まで考えると1時間コースです。

リカバリの必要性と不要性

PCのリカバリが必要になることなど滅多にあることではありません。私はPCを色々いじるので人よりは多い方ですが、それでも本当に深刻だったのはこの十年で二回ぐらいです。直近は去年。このときですね。リカバリが効かない、つまりHDDが壊れた。HDDが壊れることなど滅多にあることではありません。約40年のPC歴でHDDが壊れたことなどほんの数回です。それも大抵はバックアップ用のHHDが壊れてる。でも数100台のPCを抱える企業などではHDDが壊れることなど日常茶飯事。絶対に壊れないということは絶対にありません。

問題はそれが起きたときにどれぐらいの被害があるかです。PCはネットサーフィン(死語?)にしか使っていなければPCを買い直せば良いだけです。せいぜい10万円以内の損害。一生悔やむほどではありません。しかしその中に大事な家族の思い出の写真や動画が詰まっていたら。あるいは何十年にも渡って図書館でコピーした史料のPDFが詰まっていたら、それを失ったときの精神的打撃を考えてみましょう。あるのか無いのか判らないそのリスクの回避にどれだけのコスト(時間と手間とお金)を掛けられるのかです。

最近のニュース「桜を見る会」で話題に登った「シンクライアント」も、そのPC障害に対する大組織の対処方法です。個人向けのサービスでも良く「クラウド」が。それも目的は同じです。クラウドの方が先で、シンクライアントはその応用編ですが。私は有料バックアップソフトはAcronis しか知りませんが、Advanced 以上ならクラウド(つまりネット上に)のスペースを使えるとか。それで済むならそれが一番簡単でしょうが、私の様にTBを超えるデータを持ってるとねぇ。フキフキ "A^^;